ドイツ留学のトラウマ…海外に行くのが怖くなった理由②【家族の病気】

ドイツ留学
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みけ
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海外に行くのが怖い理由かぁ…

ねここ
ねここ

そうなんだよね…。楽しいこともあるんだけど悲しいこともあって複雑なんだよね。

こんにちは、ねここ(@nekohuman1)です。

ドイツ留学では本当に素晴らしい思い出がたくさんあります。楽しかったなら行けばいいんじゃないの?と言われることもあるのですが、トラウマが2つあってなかなか踏み切れませんでした。
1つめの理由「入院&手術の経験」については前回の記事でお話ししています。

今回は2つめの理由「家族の病気」についてお話ししたいと思います。

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祖母との別れ

留学前に祖母に電話をしたとき、祖母は元気でした。

楽しんできてね、ちゃんと食べるんだよ、女の子なんだから服装にはちゃんと気を遣うのよ。
気をつけていってらっしゃい。

いつものように完全に子ども扱いされた私は「はいはい、わかってるって」と軽い返事をしたと思う。
まさかそれが最後の電話になるとは思ってもみませんでした…

私はドイツ留学を2回経験しています。
1回目は短期留学で1ヶ月だけ。大学2年時の8月のみ。
2回目は長期留学で1年間。大学3年8月から4年の8月。
今回は短期留学のときの話しです。

短期留学は本当に楽しい1ヶ月でした。帰りの飛行機の中で、楽しかった話を頭の中で整理していて、家族はどんな反応をするかなと楽しみにしていました。

実家の玄関の前に着き、「たっだいまー」と思い切りドアを開けると、部屋の中全体が信じられないくらいどんよりしていて本当にびっくりしたのを覚えています。
しかも部屋が散らかっていて掃除していない感じ…。
私の家族はみんなきれい好きなので、それまで部屋が散らかっていたことは一度もありませんでした。

誰も出てこないので、おそるおそる部屋の奥に進んでいくと、母がいました。

ねここおかえり、ごめんね、散らかっていて。

と言って、突然泣き始めました。
それまで母が泣いているのを見たことがなかったので、本当にびっくりしました。

おばあちゃんががんで亡くなったこと、昨日お葬式だったこと、一カ月の短期留学を楽しんでもらいたいからおばあちゃんのことは言わないとこちらで決めたこと…心細かったこと…

帰宅してすぐにそれを聞いて、わたしの頭の中にあった楽しかった思い出は一瞬でどこかへいってしまいました。あの元気なおばあちゃんが亡くなったこと、お別れに立ち会えなかったこと…大事な時にそばにいなかったこと…
それまで幸せだった分、頭にガーンと衝撃を受けました。

私は短期留学に行く学生の中でも給付金制度に合格していたので、留学費用を支給してもらう代わりにドイツ留学の体験を後輩に伝えるという任務がありました。心苦しかったけれど、一度おばあちゃんのことは置いておいて、留学体験のプレゼンテーションに集中しました。一瞬でどこかへいった楽しい思い出を必死に思い出して…。それまでもドイツ留学を優先していたのに、ここでもドイツ留学のことを優先する自分にイライラしながらも、ドイツ留学に興味のある学生たちが集まったホールで留学中の楽しかったことやいろんな経験についてどうにか伝えることができました。

その後やっと祖母が本当にいなくなったということを向き合う時間ができたときには、わたしの家族はもう立ち直っていたので、わざわざ一緒に悲しい思いに浸ってもらうわけにもいかず、一人で悲しむ…といった状況でした…。罪悪感もプラスされ本当に悲しかったし、辛かった。
お葬式にも行っていないし、体調を崩したときのことも何も知らなくて、何も見ていないので、
正直、今でもたまに「おばあちゃん元気かな?」と言いそうになってしまいます。それだけ自分の中でおばあちゃんが亡くなったことが把握できていません。それだけ大きな出来事を私は何も知らないのです…

でも今になって思うんです。
きっと私が途中で帰国しておばあちゃんのそばにいたら、おばあちゃんは嫌だっただろうと。
孫の楽しい時間を、一生懸命勉強して、倍率5倍で受かったドイツ留学を、自分のせいで台無しにしてしまうのは嫌だとおばあちゃんは考えるだろうと私は思うんです。

だから一カ月間ドイツで生活して、最後世界中の友人とお別れのあいさつができたこと、口裏合わせて私の留学の時間を守ろうとした家族には感謝しています。

今はそう思おうとしています。
(ただそれでも複雑な思いが残っているのも事実です)

その後母も病気に…

突然母から「私もガンだって」と言われました。
祖母も祖父もがんで亡くなっていたので、「がん家系」であることはわかっていたつもりでしたが、それでもかなりショックでした。

早期発見だったのでその後手術してよくなりましたが、今でもまだ治療で病院に行っています。
でも基本的には大丈夫なようで、バイトも始めたし、一人で旅行に行ったりもしています。
今では母の方がゴーイングマイウェイに生きていて、わたしよりも行動力が半端ないです。

私は逆に動けなくなってしまいました。
一度がんになった母…母に何かあったらと思うと怖くなってしまいました。
家族だけでなく、日本にいる友人、元同僚、先輩…。
海外に行くと大事な時に大事な人のそばにいられないのです。

最後に

今回は海外に行くのが怖くなってしまった自分の経験を書いてみました。
海外で生活してみると本当にいろんなことが起きるんですよね。

ドイツ留学で出会ったアメリカの友人は留学中にお父さんが亡くなり、一時帰国しました。
戻ってくるかわからないと言われ、ハグしてお別れしましたが、ドイツに戻ってきました。
それは1年留学のときで、留学期間がまだ8カ月残っていたときでした。
アメリカにいても悲しくてつらいから戻ってきたと彼女は言っていました。

私の場合は留学生活残り一週間というところで祖母が亡くなったので…家族は伝えないという手段を取ったんだと思います。
もしまた大事な時があっても伝えてくれないような気がしてしまって…。
離れるのが怖くなっていました。

そんなとき、先日友人に言われた言葉を思い出しました。

「私はねここが思いっきりバーンって羽ばたくのを夢見てるんだよね。というか必ずそういう日が来ると思う。だから一緒にいる今を大事に過ごそうって思ってる」

私は当時母の看病もあり、「どこにも行かないよ」と笑って返事をしたと思います。本当に全く考えていませんでしたが、友人はちゃんと私を理解して、準備してくれていました。
来年ドイツに行くと伝えたら友人はなんていうかな。きっと、必ず笑顔になる。

家族も友人も…
私がやりたいことをするのを、楽しい時間を過ごすのを止める人はいませんでした。
むしろ私のそういう時間を守ろうとしてくれていました。

私は私が自分で止まっていたことに気づきました。
これからは行きたいところへ、会うべき人たちの元へ、心のままに生きていこうと思います。

では、おやすみなさい。

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